• 【男性向け】完全版・ストーカー被害にあったらこう対処せよ!
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    目次 1,男性もストーカー被害に遭う!? 2,どこからがストーカーになるのか? ...

目次
1,男性もストーカー被害に遭う!?
2,どこからがストーカーになるのか?
3,ストーカーの段階
4,ストーカーになりやすい人の特徴
5,ストーカー被害に遭わないためには?
6,ストーカー被害に遭ってしまったら?
6-1,リスク段階の対処法
6-2,デンジャー段階の対処法
6-3,ポイズン段階の対処法
7,小早川先生ヘのQ&A
8,早めの対策が全ての鍵

1,男性もストーカー被害に遭う!?

 

女性がストーカー被害に遭ったときの対処法や対策は多くあれど、男性が被害に遭ったときの情報は少ない……。
そう思う方も多いのではないのでしょうか。
しかし、ストーカー被害に詳しいNPOヒューマニティの小早川先生によると、実はストーカー被害者の割合は女性と男性が半々
男性が被害に遭うことは決して少なくないのです。

そこでdanCe編集部は、男性がより安心安全に暮らすことができるよう、男性のストーカー被害者と小早川先生にインタビュー実施し、気になる男性のストーカー対処法・対策を徹底的に聞いてきました!

男性がストーカー被害に遭ってしまったらどうすればいいのか。

また、被害に遭わないためにはどうすればいいのか。

しっかりと読んで、自分の身を自分で守ることができるようにしていきましょう!

 

 

小早川明子先生プロフィール

 

中央大学文学部卒業後、ゲシュタルト・セラピスト養成コースを修了、会社勤務を経て独立。1999年以降ストーカー対策活動をスタートし、2003年NPO法人ヒューマニティを立ち上げる。警察庁や内閣府のストーカーに関する事業では委員を務め、2018年には京都府警 「京都ストーカー総合対策ネットワーク会議」のアドバイザーを委嘱。

主著「ストーカーは何を考えているか」(新潮社)「ストーカー-『普通の人』がなぜ豹変するのか 」(中公新書ラクレ)

 

2,どこからがストーカーになるのか?

 

対処法・対策の前に、まずストーカーとは何を指すのか?を考えていきましょう。

人によって、ストーカーだと感じるタイミングには差があると思います。

ストーカーを違法と定めるストーカー規制法によると、ストーカーとはこちらが拒否したのにも関わらず会いに来る・連絡してくる行為のことを指しています。

例えば、ストーカー行為に代表される「つきまとい」は、こちらが拒否しているのにも関わらず何度もしつこく会いに来ることです。
また相手が会いに来なくとも、こちらが拒否しているにも関わらず連絡をしてきた場合(SNSや電話も含む)、ストーカー当たる可能性が高くなります。

最近では、脅迫内容のメール・SNSメッセージや、リベンジポルノ(※1)もストーカー規制法(※2)の対象となります。

またこれはストーカーなのか?と迷った際は、連絡や会いに来る理由が判断の基準です。

「特定の人に対する固着した関心」という理由から会いにきているのであれば、それはストーカーにあたる可能性が高いのです。

 

 

(※1)復讐ポルノ(ふくしゅうポルノ)とは、離婚した元配偶者や別れた元交際相手が、相手から拒否されたことの仕返しに、相手の裸の写真や動画など、相手が公開するつもりのない私的な性的画像を無断でネットの掲示板などに公開する行為のこと。

(※2)ストーカー行為を処罰するなどストーカー行為について必要な規制を行うとともに、その相手方に対する援助の措置等を定めることにより、個人の身体、自由及び名誉に対する危害の発生を防止し、あわせて国民の生活の安全と平穏に資することを目的とした法律。

3,ストーカーの段階

 

ここまででストーカーとは何を指すのか見てきました。

小早川先生曰く、ストーカーにもそれぞれ段階があるとことです。

段階ごとで対策も変わってきます。

男性がストーカー被害の対策法を学ぶため基礎となる部分ですので、しっかりとチェックしておきましょう。

 

危険度 ストーカーの行動 対応策 被害度

ポイズン
存在そのものが害

・脅迫

・暴行

・住居侵入

・名誉毀損

直ちに避難

隔離が必要

刑事事件相当

デンジャー
支配・被支配関係となっている

・批判

・攻撃的文句

・待ち伏せ

第三者の介入

不法行為にあたり民事訴訟が可能なレベル

リスク
危険になる可能性がある

・復縁の要求

・面会の要求

リスク管理 マナー違反レベル

 

 

4,ストーカーになりやすい人の特徴

 

小早川先生によると、ストーカになりやすい人にはある程度共通した特徴があります。

これを知っておくことでストーカー被害を未然に防ぐことができるかもしてません。

身近にこんな人がいないか、頭の中で想像しながらチェックしてください。

 

 

(1)鏡を見る回数が極端に多い

(2)一人で外食ができない、店員への態度が悪い

(3)人の批判が好きだが、批判されるとすぐに機嫌が悪くなる

(4)嫌味を言ったりカマをかける、人の悪口を言うことが多く評価もコロコロ変わる

(5)恋人が髪型を変えたり新しい洋服をきていたりするとすぐに気づく

(6)恋人の会社の同僚の友達の名前を知りたがる

(7)恩着せがましく、褒められていないと機嫌が悪くなる

(8)恋人のスマホを見る、予定を聞きたがるなどの干渉が多い

(9)時間や道徳、マナーに厳しい

(10)旅行の計画は綿密に立てる

(11)喧嘩をしても決して謝らない、言い訳がうまい

(12)過去の自慢話が多く、すぐに専門用語を使いたがる

(13)用もないのにメッセージを頻繁に送る、すぐに返信しないと怒る

(14)お風呂やサウナなど、気持ち良くなれることが大好き

(15)お腹が空くと不機嫌になる

(16)エアコンはいつも自分の適温で調整する

 

5,ストーカー被害に遭わないためには?

 

ここまでストーカー被害についてざっくりと見てきましたが、ストーカー被害を未然に防ぐために普段から気をつけるべきことがあります。

ここでは具体的に気をつけるべきことをまとめました。

普段の生活に関係することですので、しっかりとチェックしておきましょう。

 

 

(1)まずは関係性をはっきりさせるということです。

これは、相手の勘違いをなくすために必要なことです。

「あなたはビジネスパートナー」「僕と君は友達」と相手のポジションをはっきりさせる必要があります。

ちなみに安易な約束はしないことも大切です。

来年のことはおろか、半年後だってわからないのですから。

そうすることで相手の暴走を事前に防ぐことができます。

 

 

(2)恋人同士ならこれだけはして欲しくないということを決める

例えば、「携帯は勝手に見ないでほしい」「職場に来るときは一言連絡してほしい」「職場への連絡は控えてほしい」「他の異性との一対一のディナーはしない」など、です。

事前にこれをすることで、相手とのすれ違いによる衝突を防ぐこともできます。

 

 

(3)なるべく個人情報を公開しない

さらに最近はSNSに自分の個人情報を全てのせてしまっている人が多くいます。

何かあってからでは遅いのです。

被害に遭わないためにはこう言った身の回りの些細なことにも気をつけるようにしましょう。

 

 

(4)不倫は絶対にしない

最悪のパターンが、不倫相手がストーカーになることです。

これは自業自得であると言わざるを得ません。

誰にも相談がし辛い状況になり、どうしようもない状態に陥ってしまいます。

さらに、ストーカーをする女性は相手の配偶者の方に危害を加えようとします。

最悪の状態に陥らないよう、当然ですが不倫はしないのがベターです。

 

6,ストーカー被害に遭ってしまったら?

 

どんなに事前の対策をしていても、被害に遭う可能性はあります。

先程も学んだように時間が経つにつれ、ストーカーの段階も変化していきます。

何より大切なのは早め早めに対策を打つということです。

危険な状態になる前に解決することが自分の身を守るために最も大切なことです。

 

 

ここからはストーカー被害に遭ってしまったらどうしていけばいいかを紹介します。

特に個人間でどのように対処すればいいのか、もし対処しきれなかった場合にはどうすればいいのかを2-2で紹介したストーカーの段階別に説明していきます。

 

6-1,リスク段階の対処法

交際の申込みや復縁を迫られる段階。

お願いされるだけの段階で、個人間で解決することができる状態です。

この段階では、しっかりと過去の自分がとう思っていて、なぜ別れたのかをしっかりと伝えることが大切です。

 

 

もし、相手が元恋人ではない場合は、恐らく相手が勘違いをしている場合がほとんどです。

しっかりと相手のポジション(先輩、仕事関係者、友人であるなど)を伝えてあげることが大切です。

その上で、相手のことを解釈したり批判したりはしないで、自分を主語として「私は貴女の申し入れが辛い、やめてほしい」と、自分の感情を正直に、しっかりと丁寧に伝えましょう。

自分の感情は感情的にならずに言葉でしっかり伝えるのです。

批判すると正直さも露骨な印象を与え、ストーカーは「こんなに好きなのに、なんでそんなこというんだ」と心境を悪化させる可能性があります。

「僕は怖いです」「僕は辛いです」という伝え方がベストなのです。

その上で「やめてほしい」という意思を丁寧に伝えましょう。

泣いたり、怒ったり、すねたり、取引したり、嘘をついたりしないようにします。

きつい口調も止めます。

 

 

このように対応しても、リスクの段階が2ヶ月以上続いたらデンジャーに移行すると考えていいでしょう。

ひと月くらい続いたころから周囲に起きていることを知っておいてもらうことは必要です。

自分の家族や、会社内であれば上司にどのような状態なのかをしっかりと伝えておきましょう。

 

 

男性でありがちなのは、自分自身の会社での評価を気にして上司に相談することができないことです。

自身が被害者であるため、そんなことで評価が下がったり昇格に影響することはまずありませんし、あってはいけないことです。

 

 

何よりも知ってもらうということが大切です。

上司に相談できない場合は、必ず家族に相談しましょう。

 

6-2,デンジャー段階の対処法

攻撃に変わるときです。

ここでも、しっかりと自分の意思を伝えるということが大切です。

ただし、直接会うのは危険なのでメールで関わらないでほしいと伝えます。

この段階では怒りに任せて反撃したくなるのですが、絶対に相手を誹謗中傷するようなことは言わないこと。

特に待ち伏せされたときは、「気持ち悪い」「しつこくするな」と言ってしまいがちです。

しかしこれは、相手の感情をヒートアップさせるだけです。

 

 

一回メールで拒絶してもさらに続くのであれば、この段階では第三者の介入が必要となります。

警察署の生活安全課に相談をしましょう。

あるいは弁護士に相談し、相手に内容証明を送るなど代理人になってもらうのも安全です。

損害賠償や慰謝料を請求することも可能な場合もあります。

第三者の介入により、ストーカーが自分のしていることの重さを自覚し、ストーカー行為を止めるケースも多いのです。

しっかりと第三者の協力のもと解決をしていきましょう。

 

 

6-3,ポイズン段階の対処法

ポイズン段階では個人間ではどうしようもできない状態です。

被害者が戻ってこないと分かり、絶望感から相手を傷つけたり殺そうと考え始める段階です。

「殺す」など殺意の言葉や、住居侵入、暴力行為が起きたら、必ず警察に逮捕を願い出ることをします。

 

 

ポイズン段階のストーカーは存在自体が毒で、強制的にでも相手と距離をとるということが大切。

警察に被害届を出す、または、弁護士に告訴状を書いてもらえるとスムーズです。

 

 

また、家の戸締りの強化や、人気のない場所を避けるなど、必ず自分の身は自分で守るようにしてください。

 

7,ストーカー被害の専門家である小早川先生へのQ&A

 

今回のインタビュー前に、danCeの読者の男性からストーカーに関する質問を預かっておりました。

小早川先生にお聞きした中で、ここまでの記事で深く触れることができなかった部分を中心にピックアップしました。

より踏み込んだ内容になっていますので、要チェックです!

 

 

danCe編集部
danCe編集部
Q1, 返信していないのにメールが何ヶ月間かの間にくるのはストーカーに当たりますか?
A, 特段の用件がないのに連絡を何回もしてくる場合、連絡をしないで欲しいという断りを入れていたらストーカーにあたります。まず断ることが大切です。連絡手段としては、SNSやメール、電話もストーカーにあたります。
小早川先生
小早川先生

 

danCe編集部
danCe編集部
Q2, 社内において人のスケジュールを勝手に閲覧し行動を詮索するのはストーカーに当たりますか?
A,  私流のストーカーの定義として、「特定の人に対する固着した関心による無許可接近」はストーカーです。詮索されたくないと言っても詮索されたら無許可接。十分にストーカーと言えるでしょう。ただし、法的には閲覧や詮索程度は規制対象ではないとされることが多いので、社内のマナー違反として社内解決するように上司に相談しましょう。

小早川先生
小早川先生

 

danCe編集部
danCe編集部
Q3, 男性のストーカー被害を検索すると、警察に「ストーカーは男から女にするものであり、男が被害者の場合は対応できない」と言われた、頼れるのは探偵事務所だけ、という口コミが出てきます。お金をかけずに対処できないのでしょうか?
A, 男性のストーカー被害者は3割程度しか警察に相談していないのが実情です。男性は保護対象でないというのは法の元の平等に反するので、警察がそのような対応をすることはあってはなないことです。警察署を変えて、相談をしましょう。または県警本部に電話しても相談しても良いでしょう。

小早川先生
小早川先生

 

danCe編集部
danCe編集部
Q4, 小早川先生の記事を拝見して、ストーカーは段階が早ければ「話し合い」で解決できる可能性があるとあったのですが、実際に被害にあうと相手と関わりを持ちたくないが故に連絡を取ることができないという人も多いように思います。それは乗り越えて相手と話し合うべきなのでしょうか?またその場合メールでもよいのでしょうか?
A, ストーカーが早い段階であれば、しっかりと自分の意思を伝えるべきです。断ることをしなければ、相手は「断っていないからありがたいって思っているんだ」と勘違いをしてしまいます。伝える手段はメールなどのメッセージでも大丈夫です。しっかりと、メッセージをもらう事が辛い、関心をもたれることが辛いということを伝えましょう。
小早川先生
小早川先生

 

danCe編集部
danCe編集部
Q,5 勤務先でストーカー被害に遭った際に相談する窓口はどこが適切でしょうか?
A, まず前提として、ストーカーの段階によって、相談する先もグレードを上げなければなりません。まずは上司に相談する。次に人事かハラスメント相談窓口があればそこ会社が対応しなければ外部の弁護士、場合によっては警察。このようにグレードを上げていく必要があります。警察に言ってもすぐ逮捕ではなく警告から始まりますし、警察署では被害者の不安に答えてくれますので、なるべく早く相談に行くのが良いでしょう。何よりも一人で抱え込まないようにしてください。

小早川先生
小早川先生

 

danCe編集部
danCe編集部
Q,6 今はSNSきっかけでストーカーが発生することもあるようで、事件になる前にできることなど教えてください。
A, まずはSNSに個人情報を上げないことが大切です。もし、ストーカーがリスク段階にきていれば、相手を批判するのではなく、メッセージをもらうことが辛い、関心をもたれることが辛い、ということを伝えるようにしましょう。これで、事件に発展するリスクが下がります。
小早川先生
小早川先生

 

 

8,早めの対策が全ての鍵

 

男性が被害に遭ってしまったら、最悪の状態になる前にいかに改善することができるかが大切です。

早め早めの行動があなた自身を守ります。

 

 

男性のストーカー被害があるという現状をしっかりと把握し、自分が被害者になる可能性があるときには、早めに行動をとることが何よりも大切です。

また、もし身近に被害に遭っている男性がいるなら、ぜひこの記事をシェアしてください。

 

 

命は何にも変えることはできないので、身の危険を感じたら男性でもためらわずに避難する。

その上で警察に警告や逮捕を願い出ましょう。

 

 

この記事を読んで下さった皆様の日々が安全で素晴らしいものであることを心から願っています。

 


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